納豆には女性の肌の悩みを解決してくれる栄養成分があるのをご存知ですか?今回は、美肌効果を与えてくれる納豆の成分についてお話していきたいと思います

イソフラボンアグリコン

 イソフラボンは、女性ホルモンと非常によく似た構造と作用をもっており、植物由来のエストロゲンと呼ばれています。エストロゲンは「美のホルモン」ともよばれ、肌のハリや潤いの元であるコラーゲンを生成します。また、高い抗酸化作用があり、活性酸素を除去・抑制して老化を予防します。大豆のイソフラボンは吸収率が悪く、個人差はありますが50~60%しか吸収できないと言われています。しかし糖をエサとする微生物(納豆菌・乳酸菌・酵母など)によって発酵するとイソフラボンを囲っている糖の鎖が外れ、イソフラボンアグリコンという細かい分子となり吸収率が90%に上がるんです。イソフラボンアグリコンは、更年期障害や骨粗鬆症予防に役立ちます。ほかにも便通が良くなるネバネバ成分との相乗効果で、納豆は美肌全般に効果が期待できる食品です。

ナットウキナーゼ

 納豆の代表的な成分、ナットウキナーゼ。血栓の主成分である「フィブリン」に直接働きかけ分解する作用や、血栓を溶けにくくする血栓溶解阻害物質を分解する作用など血栓予防効果があります。生活習慣病、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に役立つとされています。特に血栓は深夜から早朝にかけて出来やすい為、ナットウキナーゼの効果を得るには、夕食後や寝る前の接種が効果的です。ナットウキナーゼは熱に弱いので火にかける調理は避けてくださいね。

ジコピリン酸

 納豆には、腸内の悪玉菌を減少させて、善玉菌を増やす働きがあります。腸内の余計な悪玉菌を抑制する高い抗菌作用は腸内環境を整え、癌などの生活習慣病の予防にも期待できるんです。腸内細菌のバランスが整うことにより免疫力の活性につながり、癌細胞に対する抵抗力がアップします。

ポリアミン

ポリアミンは全生物種の細胞に含まれていて、細胞の成長や増殖、細胞の生命活動に関係している物質です。新陳代謝を活性化、血管が若返り、血流がアップ。血管の炎症を抑制する作用がある為、動脈硬化を予防する効果も期待されています。ポリアミンをしっかりと摂取することで肌の再生がスムーズになり、ターンオーバーが正常な周期で行われますよ。

納豆は女性の強い味方

 腸内環境と肌は密接な関係にあります。腸内環境が崩れると新陳代謝がスムーズに行われずお肌の調子も悪くなります。納豆を摂取することにより腸内環境を改善し、ホルモンバランスを整えてくれます。そして美肌にもなれるんです。納豆は日本人にとって身近な発酵食品です。毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?体に良いからといって納豆の食べ過ぎはよくありませんので気をつけてくださいね。1日1パック~2パック程度が適量です。

 納豆には、他にも沢山の凄いパワーがあります。生活習慣病予防・安眠、精神安定作用・汚染された水の浄化作用などです。また次回お話できればと思います。食べることは生きること生きることは食べること。

投稿者

marizo

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